爪もそうですが毛も皮膚の細胞が変化してできたものです。この体毛は皮膚を保護するほかに、断熱 - 保温、防水の役割をしています。「綿毛」「芒毛」「保護毛」「感覚毛」の4種類に分類されますが、感覚毛は
ヒゲのことですから、いわゆる被毛は性質の違う3種類の毛からなっています。
大人の猫で1ミリ四方に約200本の毛が生えています。また、人間の髪の毛と同じように猫の毛は一週間で約2ミリのびるといいます。猫は何かにつけて毛づくろい(参照:猫の飼い方/
毛づくろい)をしますが、きれいに掃除するのこと以外にも、皮脂腺を刺激するということがあります。皮脂腺からはあぶら(皮脂)が分泌されます。これは、皮膚や毛の水分の蒸発を防ぎ、しなやかさや艶などを保つ働きをします。また、陽があたると皮脂腺からビタミンDが生産されます。猫は毛をなめることでビタミンDを摂取しています。
暑い夏には保温効果のある綿毛は少なくなり、寒い冬には逆に増えます。猫には汗腺がないので(肉球を除く)発汗による体温調整ができないため、換毛は体温調節の重要な役割をになっています。
毛は一つの毛穴から最大で6本の主毛とその主毛を取り囲むように副毛が生えています。主毛は被毛の色になっている毛で、副毛は剛毛と柔毛の二種類に別れていています。各毛穴の根元には「立毛筋」と呼ばれる筋肉があります。この筋肉が毛を逆立てています。私達が寒い時などに「とりはだ」がたつのも同じです。寒いときや興奮したときに、交感神経のはたらきによって立毛筋が収縮し、毛が逆立つのです。
毛も爪も皮膚の細胞が変化してできたものです。