右上の図は「人間」「犬」「猫」の聞こえる音域を表しています。人間は20ヘルツ(低音)から高音は良く聞こえる人で2万ヘルツ程度まで聞くことが可能だと言われます。2万ヘルツ以上を超音波と呼び、人には聞こえない音波ということになりますが、犬も猫もこの超音波を聞くことができます。特に猫はネズミなどの小型のげっ歯類を獲物する猫はは6万5000ヘルツまで聞き取ることが出来るといいます。
(注意:この音域については意見が分かれており、低い数値では4万ヘルツ、高い数値では10万ヘルツまで聞き分けているという意見もあります。)
もう一つの重要な特性である、その音源の方向を正確につきとめることが出来ると聴力というのは素晴らしいもので、2メートル先にある8センチずれた2つの音源から発する音を区別することが出来る。20メートル離れた距離でさえ、その音源が40センチずれていれば、2つの音を区別するといいます。あるいはまた、半音、あるいは、10分の1音のの違いを区別することも出来るとも言われています。
猫が音楽を理解するかどうかは別の話しですが、音階で言えば10オクターブ半(人間より1オクターブ広い)をカバーし、わずかな音色の違いを区別するといった、音に対する感受性は人間よりはるかに優れているのは確かです。
猫の聴力の発達は非常に早くから始まり、生後数日で敏感に音に反応するようになり、2週間でその方向をとらえ、4週間目には、かすかな音の正確な位置をとらえるようになるといいます。また、出産後の授乳期にいる母猫では、その聴力が増すことも報告されています。
しかし、人間も歳をとると聴力が鈍るように、猫も5歳位を境に聴力の低下が始まり、聞こえる音域が狭くなっていきます。