呼吸器官としての鼻は、吸い込んだ空気を適当な温度や湿度に調節したり、空気中のウイルスなどの侵入を防ぐフィルターの役目をする一方、嗅覚器官として空気中の色々な匂いを感知し識別しています。
犬ほどではありませんが、猫もかなり鼻がききます。自分のテリトリーや他の猫のテリトリーも、また、食べられるか食べられない物かも、あるいは危険を察知するのも匂いで判断しているようです。
嗅細胞は鼻腔内の粘膜全体に拡がっているわけではなく、嗅上皮と呼ばれる限られた部分(人間で約2.5平方cm)に集まっています。その数は、データによって違いますが、
フェロモンを感知すると言われる特殊な臭覚器:ヤコブソン器官(鼻腔にある嗅覚系と区別して、副嗅覚系と呼ばれることもあります)は、鼻孔の基部の近く、唇と上の歯茎との間にあり、鼻腔とではなく前歯の裏にある切歯管をつうじて口の中とつながっています。
猫が口を半開きにしてジッとしている時はヤコブソン器官からにおいの分子を取り入れているのです。これをフレーメン反応といいます。