国頭に、人間が最初に住んだ所は国頭という話を聞いた。そこに、国頭に、最初に天から人が降りて来たらしい。それで、天から来た人は兄妹で、男はヨナサン、女はナカサン、二人で来たらしい。二、三月の頃、猫が交尾するのを見て、そうなら人間も、動物もあのようにできると思って、その二人、兄妹も真似てみたようだ。それからその人は、あっちこっち行き、子孫が増えていき、それが沖縄中にちらばった。門中は元はひとつで、子孫があちらこちらに行って、世の中の人間はその人たちが増していったということである。天から来た人は、こっちへ来ると、こっちも良い所で住めるな、またあそこも住めるなということで、世の中はあちらこちらというたとえ話である。 |