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三百首かけ猫払い

猫は長らく養ったら化けるという話を聞いたんです。あれは昔はな、もう猫を年を取って放す時には、昔は一厘銭があったでしょう。ミーヌチャー。それを三百(さんぱく)といって、六厘。それを首にかけて放したそうですよ。そんな話を聞いたんです。養ったら主(ぬーし)取るといってなあ。こっちの主人に何かあったそうです。昔から放す時には、「もうお前はこの金をくれたから、こっちに来ないように。」、そんな話。昔、牧原(まきばる)と屋良とは、川(かーら)を、比謝川を隔ててですな、あっちに拝みに行って。この前、もう牧原にハツミ川といってあったのですが。この猫はもう年を取っているから、屋良御願(や ら うがわん)に人に持たせてやって放したわけ。持って行って放したら、大きな川ですがな、そっちからすぐに来ておったそうですよ。それから、またそっちのお婆が、「ああ、これこうしてはいかん。」と言って、銭、その時の三百(さんぱく)と言って六厘。それを首にかけてね、「もう、お前はこっちの者ではないから帰れ。」と言って。その時から帰って来なかったという話を聞いておったんですよ。

備考:
1.ミーヌチャー‥‥ミーフガージンに同じ。
民話タイトル: 三百首かけ猫払い カテゴリー: 神話と伝説
収録地: 読谷村牧原 聴取年月日: 1977・昭和52年5月8日
話者: 女性 話者生年月日: 明治28年
出版情報
本タイトル: 読谷村民話資料集13『大木・牧原・長田の民話』
出版年: 1997・平成9年3月


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