夜、魚取りに行って忘れ物があったので、「誰か取りに行って来てくれ。」と行かせたところ、あまりに帰りが遅いので、探しに行くと猫と向い合ってじっと立っているので、「どうしたんだ。」と聞くと、「この猫に邪魔されているよ。」と言う。「たかがこんな猫に何ができるものか、早く行って忘れ物を取って来い。猫は私がかたづける。」ということになって、先の男が忘れものを取って帰って見ると、来るまでに、そこにいた男は踵の骨二つだけが残っていたそうです。男はそのまま家ヘ戻ったそうだよ。これは、仲筋のキーズ山間の話だそうだ。 |