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墓の大猫

例えばですね、名前はあまりいいたくはないんだけれども、自分のね、奥さんを亡くしてたらね、そうするとお盆にはもう三日はお盆は先祖を供養するでしょう。そしてね、三日目の送りというものがあるんですよね。送った後でね、あまり自分のね妻が恋しくてね、泣いて泣いて、それでも仕方ないもんだから、送る日はね、わざわざ墓まで行ってね、もうこっちでも何しなさいとといって帰りつつね、そうすると途中でね、猫が来たというんですよね。振り返って見たらね、猫がね、鳴きながら後ろ足ですか、この片足で立って、前足をこうしてね、自分のところに向かってくるという。こんな恐ろしいですよね。怖くてね、だから道に走り飛び出して来たということですよ。これは事実ということ聞いております。これはもう猫の化け物か、事実あったというんだからね、大体この猫は大きいもんだろ。後生でも、ちっちゃい猫は使えないと思うんですよね。

備考:
1.ウークイ‥‥旧暦七月一五夜から一六日未明にかけて、各家で精霊を送る、盆期間中もっとも重要な儀礼。送り盆。
民話タイトル: 墓の大猫 カテゴリー: 神話と伝説
収録地: 竹富町小浜 聴取年月日: 1995・平成7年9月9日
話者: 男性 話者生年月日: 大正10年
出版情報
本タイトル: 竹富町小浜島の民話
出版年: 1998・平成10年4月


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