男は百姓で、女は家で機織するが、ちょっと体のほうがだるいから昼寝しておったそうだ。その猫がよ、ずっと離れて行って、後づさりして行って、それから飛んで来て頭の方に触れよったそうだ。頭の方に飛びかかるので、不思議だと鉄砲で撃ってもやっぱり向かってくる。その後は御飯入れたら食べよったんだ。その時に夫が帰って来て、すると、ちょうどその、土曜日、明日はまた日曜日。休みだから家にいたら、男に飛びかかったそうだ。男に飛んで来るから、これは本当だなあと思って猫を取ってよ、ずっと浜に持って行って、海の方に、遠くの方に振り捨てたそうだ。遠くの方に投げたら泳ぎ上がって来て、主人より先に家に来ておったんだ、家に。それで、また騙して取ってあと、袋に入れて流した。その時にはもう、袋入れてあるから沈んで、何しておったそうだが、そんなこともあったそうですよ。奄美で。 |