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名瀬の化け猫

男は百姓で、女は家で機織するが、ちょっと体のほうがだるいから昼寝しておったそうだ。その猫がよ、ずっと離れて行って、後づさりして行って、それから飛んで来て頭の方に触れよったそうだ。頭の方に飛びかかるので、不思議だと鉄砲で撃ってもやっぱり向かってくる。その後は御飯入れたら食べよったんだ。その時に夫が帰って来て、すると、ちょうどその、土曜日、明日はまた日曜日。休みだから家にいたら、男に飛びかかったそうだ。男に飛んで来るから、これは本当だなあと思って猫を取ってよ、ずっと浜に持って行って、海の方に、遠くの方に振り捨てたそうだ。遠くの方に投げたら泳ぎ上がって来て、主人より先に家に来ておったんだ、家に。それで、また騙して取ってあと、袋に入れて流した。その時にはもう、袋入れてあるから沈んで、何しておったそうだが、そんなこともあったそうですよ。奄美で。

備考:
 
民話タイトル: 名瀬の化け猫 カテゴリー: 神話と伝説
収録地: 佐敷町新里 聴取年月日:  
話者: 男性 話者生年月日: 明治38年
出版情報
本タイトル: 沖縄・佐敷町の昔話
出版年: 1989・平成元年3月31日


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