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烏と雲の目印

烏はですね、烏がこの猫をいつもきらったり、こうやることはですね、この烏はいつも物を餌をよそから盗んだりですね、して来た場合は、あまりよけいもう、ごちそうなんかを見つけた場合は取って来て隠すそうです。それで、その隠す場合はですね、必ず、天のですね、雲を印にして隠すそうです、烏は。それで、雲は流れて行きましょう、ところが烏はまったく流れて行くことを知らずにですね、それを目当てに、「これは確かにここであった。」ちゅうふうに、印を、あの雲を眺めてですね、これを印に、隠すそうであります。それで一応穏してですね、つぎ来て、雲をですね、「ここであったが、どこに、まちがいなく、ここにが自分は隠したが。」というふうにして、この雲を見てですね、来たところ、もうとうに雲は流れてもう、自分のいた場所が違うそうです。そんで、今度、烏の考え方はですね、「これ確かに、今度は自分はまちがいなくここに隠したんだけれどね、猫がね、今度はかっ払っているんじゃ。」と、ですね。「盗んだじゃないか。」とこういうふうに考えて、猫がちょっと見つかった場合はですね、いつもこれを、「この猫はいつも敵だ。」とこう考えて、そしてみんなで、みんなを呼んでですね、カーカー騒いでですね、この猫をいじめようとするそうであります。自分の置き場所をですね、雲を印にして隠して、自分が悪いのにもかかわらず、まちがっているにもかかわらず、猫をいじめるそうであります。これは、それから、「猫と烏はいつも敵だ。」というふうにいわれているそうであります。

備考:
1.こうやること‥‥話者は烏が猫をつつくまねをしながら話している。
民話タイトル: 烏と雲の目印 カテゴリー: 動物昔話
収録地: 竹富町大富 聴取年月日:  
話者: 男性 話者生年月日: 明治39年
出版情報
本タイトル: 『日本の民話12 九州(二)・沖縄』
出版年: 1979・昭和54年9月20日


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