地の神様がね、鼠を創ったって。猫よりも先に出来たのが鼠だからね、人間はもう鼠に作物荒らされてね、とっても困ったんだって。そしたら、天の神様が人間を助けるために猫というのを創って地上に降ろして、「この鼠を食べてしまいなさい。」って言ったからね、鼠は猫に食べられるさあね。そこでね、地上の神様は、「これはいかん。もう早めにたくさん子供を産まさせたら猫が食べ余るだろう。」ということで鼠が多く産まれるようにしたら、猫と同じような月数では、全部猫にやられたから、「猫がこんなに食べるんだったら、よし、たくさん増やそう。」と言うことで、産む月も猫よりも早く、一度にたくさん産むようにした。だから、鼠はもうしょっちゅうたくさん産むさあね。それで、鼠算って言って鼠は減らないという。で、昔は猫が死んだらね、縄で首くびってね、天に向けて下げよったんですよ。これは猫は天から下りて来たから、埋めないで天に帰すって。そしたら、天に行く。だから今は何ともないけど昔は絶対猫は埋めなかった。 |