昔、犬と猫を長く飼っている家があった。その家の長男が熱を出して寝ていると、犬と猫が、熱が出ている長男は水が飲みたくなるはずだから、その水の中に毒を入れて飲まし、その長男を殺して、財産を食いつぶしてやろうという相談をしていた。それを聞いた白髪のお爺さんが、犬と猫の企てを話し、水は他のところから汲んで来て飲ますようにいった。そのお爺さんのいうとおりにすると、長男は熱が下がり元気になった。それから、この家の人はこの爺さんを命の恩人だといって、家に住まわせ、そのお爺さんが亡くなると、この家の上座に仏壇を造り、このお爺さんを祭った。また、泡瀬では犬と猫を長く飼ってはいけないといわれた。 |