蝉の時期に、兄弟で出かけて蝉を取っていると、雨がものすごい勢いで、天と地が一つになったように降ってきたので、雨宿りをしようと、高いアダンの木の下へ行くと、そこに大きな猫が目を光り輝かせているので、「ああ、あぶない。そいつに食べられてしまうかも知れない。」とあわてて家へ帰り、次の日そこへ行って見ると、そこの山に雷が落ちて木は焼けていたので、「あの時、あそこにいれば、どうなっていたんだろうか。」と。「きっと御守が守って下さったにちがいない。」とますます御守りを信仰するようになったとの話。